ハイソな人々が住む町、つくば。そんな町で生きる、地位も名誉もお金も無い一人の独身女性の生活を赤裸々に綴る。

2013年05月22日

車の一括査定



私の愛車の走行距離が、22万キロに達した。
結構走ったなー。

22万キロも走ってると、あちこち支障が出てくる。
タイヤもツルツルだし、しかも車検も近づいてる。
前回の車検には確か20万円弱かかったから、今回はあちこち修理も必要だし、おそらく30~40万円かかっちゃうだろう。

・・・・・そこで、思い切って愛車を売り、新しい車に乗り換えることにした。

早速、愛車を高く売るため、サイトで「一括査定」というのを申し込んでみた。

ただ私のミスで、同じ時間帯に複数社と査定のアポを取ってしまい、文字通り6社が一同に集まる「一括査定」となってしまった。

ネットの書き込みなどを見ると、『数社に同時に査定してもらうと、互いに勝手に競争して買い値がつり上がっていくので良いよ』みたいな事が書いてあったが、とんでもなかった。

むしろ、買取査定に来る営業マンの
 『今すぐ(!)買い取らせてくれるなら高くしますよ!』
 『乗り換えるなら、ぜひ(!)うちの中古車を買ってくださいよ。新古車とかいいですよ!』
という押しがあまりにも強すぎて、私は途中からちょっと恐くなってきた。
彼らって、ちょっと裏社会の臭いがするのよね。

値がほぼ決まりそうな所で、また私が渋ったりすると
「奥さん、さっき言ってた話と違うんじゃね?」とヤンキーのように細い眉をしかめてくる。
恐いうえに、独身の私に対して「奥さん」なんて。まったく失礼な。

しかも買値も期待した額には到底及ばず。
とはいえ、か弱い女の身では、断るにも断りづらい状況。

さあ、どうするくみこ!


ここは名づけて『架空のダンナNGでお断りする大作戦』しかない。(←結局、みずからこれ。)

 「ごめんなさ~い。うちの主人がそんな値段じゃ売りたくないって言うもんだから~」
 
 さあ、これでどうだ。

しかし敵もなかなか怯まない。(←もう敵よばわり)

「ダンナさんと直接話したいんだけど。家ん中にいるんじゃね?(眉はハの字)」と食い下がってくる。

”ダンナを出せ”とまで言われるとは思ってなかった私は冷や汗をかいたが、「主人はとーっても忙しい人で、今は留守だし、電話にも出られないの」という設定で、彼らにはなんとかお引取りいただいた。

ふ~・・・・・・・。(汗)

今回の教訓。
『車の買取査定にはダンナが必要』

  
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Posted by くみこ at 23:02Comments(1)楽しい節約生活

2013年05月18日

父の日



ゴールデンウィーク。
山形(鶴岡)の桜は、まだきれいに咲いていた。

「気持をリセットしたいときは、実家に帰るといいわよ」という、つくばマダムのアドバイスにより、ゴールデンウィークにとんぼ返りで山形の実家に帰ってきた。

なるほど・・・・・。
両親の無償の愛に触れることで、「自分はこれでいいのだ」という前向きな気持になれる。
これが、「リセットされた」ということなのだろう。
やはり親の存在は、ありがたいよね~。


そんなこともあり、去年から「母の日」とか「父の日」を意識し始めた。
そろそろ親孝行したい気持もあって、何かプレゼントできたらなーなんて思い始めたのだ。
しかしいったい何をあげたら父や母は喜んでくれるのか、さっぱりわからない。

というのも、そもそも私の実家では、父の日や母の日だけでなく、誕生日すらも祝ったりプレゼントをあげ合う習慣が無かったから。

去年のことだ。
私は「何をあげたら親はうれしいのかなー」とつくばマダムのTさんに相談してみた。

するとTさんは、母の日に子供たちからもらったプレゼントの思い出を本当にうれしそうに私に話して聞かせた。
「あのね、何でもいいの!本当に小さい物でもいいのよ!花1輪でも!子供がくれるものは、親にとっては何でもうれしいものなのよ!」

そうかー。親はそんなに、何でもうれしいものなのか。
私は素直にそう思い、父のためにチェック柄のハーフパンツを買った。
ゴルフ好きで活発な父ならチェックを履いてもきっと似合うだろう、と、私なりに悩んで選んだものだ。



嬉々としてこれを父にプレゼントしたところ、返ってきた父の言葉に私は耳を疑った。

 父 「へっづけだもの、恥ずかしくて履がいねー!どごで履ぐなや!」
 (訳:こんなもの、恥ずかしくて履けない。どこで履くのですか)


・・・・・・・・あれ?
何をあげても喜んでくれるはずでは?


その後、このパンツは薄暗いお座敷のテーブルの上に、しばらく置きっぱなしにされていた。

・・・・・・・。

父の日って、こんなに寂しい気持になるイベントだっけ?

そう思った、去年の初夏だった。

  


Posted by くみこ at 00:20Comments(0)庄内を愛する女

2013年05月01日

ささやかな改革

トイレについて、いろいろ思ってしまうのは、私だけでしょうか。

個室という遮断された空間で、1分ほどの無心の時間が与えられる。
そのような状況下で、人はどうしても何かを思ってしまう。


ところで・・・・・4月から、若くてかわいい女子社員が一人増えた。

彼女は無駄口はたたかない。
目立たず、でしゃばらず、でも自分で仕事を見つけて黙々と励んでいる。
まるで昔からいたかのように、すっかり古株社員に馴染んでいるようにも見える。

が!!
トイレに入るたび、彼女のささやかな改革を感じる。

こちら、彼女が入社する前の、会社のトイレ。




そしてこちら、彼女が入社した後の、会社のトイレ。



う~ん。
美しいですね~。
やはり美しい人は、心もトイレットペーパーも美しいんだね~。

そんなことを遮断された空間の中で、今日もうっとりと思ってしまうのでした。

  


Posted by くみこ at 19:00Comments(4)トイレを斬る