ハイソな人々が住む町、つくば。そんな町で生きる、地位も名誉もお金も無い一人の独身女性の生活を赤裸々に綴る。

2013年02月08日

かぶづけ



最近、関東のスーパーでも「赤かぶ漬」が売られているが、市販されている赤かぶの漬物はどうも味が濃すぎる、と私は思う。
それに色も鮮やかすぎて、毒々しさすら感じてしまう。昔こういうの駄菓子屋にあったな~という色だ。

さて、庄内で「かぶづけ」と言えば、この写真のようなもの。
赤かぶを甘酢に漬けると、かぶ本来の赤みが液に染み出て、自然の着色料となる。
母が毎年作って送ってくれるのだが、これが本当においしいのだ。
私の周囲の方々に振舞うと、日本人のみならず、海外の方も大変喜んで食べてくれる。
特に海外の方は、一口食べたときに「ワーオ!」というような顔をして大げさに喜んでくれるので私も出しがいがある。
ほ~らの!やっぱり庄内の食べ物はワールドワイドで誰が食べてもうめなや!という誇らしい気持ちになる。


ただなんとなく寂しい気持ちにもなる。
「お母ちゃんが死んでしまったら、このおいしいかぶづけを私に送ってくれる人はいなくなるんだな・・・」

かぶづけの作り方を、私はまだ母から伝授してもらっていない。
伝授してもらえばいいのだろうが、そのあたり、「めんどくせー」と思ってついつい後伸ばしにしてしまっている。そろそろ今年あたり、作り方を教えてもらおうかな。


  


Posted by くみこ at 18:56Comments(4)庄内を愛する女