ハイソな人々が住む町、つくば。そんな町で生きる、地位も名誉もお金も無い一人の独身女性の生活を赤裸々に綴る。

2011年08月18日

羽黒山

「っろ~~~っこんん~、しょ~~うじょう~っ」
シャワーを浴びながらつい口ずさんでしまう一節。
私が高校時代に(少しだけ)入部した合唱部で歌った出羽三山の歌だ。
六根清浄。いい歌である。

お盆で帰省した折、親友のちぃ坊に出羽三山の一つである「羽黒山」へ連れて行ってもらった。
樹齢数百年の大杉がそびえ立つ、神の山だ。
その昔、俳人松尾芭蕉もこの山を訪れている。

羽黒山

ゆるやかではあるが、杉の大木の間を縫う石段を頂上まで上るのは、大の大人でも体力が要る。
しかし途中途中に祠や五重塔、小さな滝や川などもあり、登山客の足を休ませる。
五重塔は釘を一本も使っていないそうな。昔の人の智恵はすごいもんだね。

羽黒山

・・・が、今回は諸事情により登山はせず、ちぃ坊の計らいで車で一気に頂上までワープさせてもらった。
今年は12年に一度の「兎年の御縁年」という年らしく、今年お参りすると12年分お参りしたことになる、というよくわからないがなんだか特別な年らしい。
女性はこういうお徳感に弱い。

石段の途中で「あど、無理だ・・・・」と立ち止まっている高齢のおばあちゃんと、その後ろで背中を擦る家族を見かけた。
私は非常に忍びない気持ちになった。
どうしても登山道を楽しみたかったのだろうが、石段では車椅子も使えない。
私も「おう、そこのおばあちゃんよ。私に負ぶさりなさい」と言いたいところだが、実際負ぶさられたら困る。
そこで提案なのだが、高齢化社会に向けて、羽黒山に「登山ヘルパー」を配置したらどうか。
お年寄りを背負って登山、下山をしてくれる、体力のあるヘルパーを募集。
このアイデア、市で採用してくれないかな。すっごくいいアイデアだと思うんだけど。


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